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やまさきのこと

はじめまして、山﨑仏壇店代表の山崎好智と申します。

私は農家の長男として生まれました。子どものころから毎日、お仏壇に手を合わせて育ってきました。

戦争から帰ってきた祖父が決して裕福でないときにそろえたお仏壇があり、朝起きるとまず祖母とお線香をあげていました。思春期の多感な頃でもお仏壇の前に座るときは、心安らかな気持ちになったのを覚えています。父が59 歳で急死したときに、父ともっと対話をしたかったという想いが強くなりました。身近な人が存在しなくなるという体験は、自分自身を考え直すきっかけになりました。亡き祖父が戦争から引き上げた佐世保の地で、婿養子となって三代目を継いだことは、何か意味のあることではないかと考えるようになりました。

山崎仏壇店は、私の義父が長崎市から移って約50年前に独立創業いたしました。義父は55 才で癌で亡くなり、私はお会いしたことがありません。ですが、昔からのお客様にお会いすると皆様に信頼されていたんだなあと感じることが多くあります。妻の実家のお仏壇にお参りする時は、身が引き締まる思いがします。一生懸命お客様に尽くす事を受け継いでいきたいと思っております。

私にとってのお仏壇は、子どものころから少しも変わらないものです。御本尊をおまつりし、御先祖様を敬う空間であり、同時に自分自身を見つめ直す場所に他なりません。

 

 

私たちが目指すもの

家族や社会を取り巻く環境はだいぶ変わってしまいましたが、「時代が変わってもなくならないもの」そういう存在がお仏壇であると考えています。お仏壇は、長く付き合うほどそれが味わいとなり、愛着が生まれ、家族の一員のような存在となっていきます。これからお参りするお仏壇という空聞がどのようなものになるか。私たちには、みなさまに正しい情報をお伝えし、お仏壇に心から手を合わせていただけるようにお手伝いをする義務があると思っております。

私は15年前に他の業界から仏壇店に入社しました。そこでまず直面したのが「お仏壇の価値の分かりにくさ」でした。具体的には「同じ商品でもお店によって産地や品質の表示が違う」といった現状です。また、「日本人職人の手でつくられた仏壇の美しさをお伝えしたい」とも感じました。お仏壇の8 割以上が海外製になりましたが、日本人の感性で作られたお仏壇はやはりどこか違います。美しさがあります。そこで私は、お仏壇の良さを伝えるため、①適正な表示②日本の職人がつくった逸品をお求めやすい価格でご提供するという目標を立てました。

私たちは、他社に先駆けて原産国表示や品質表示を自発的に実施してまいりました。そしてこのたび、消費者庁と公正取引委員会が認めた仏壇の表示に関する規約を守る「仏壇公正取引協議会」の会員に認定されました。核家族化のなか、次世代に仏事を伝える存在として注目される「仏事コーディネーター」の資格も取得し、現在「ゴールドカードJ (長期保持者)として活動しています。

 

 

ご来店をこころよりお待ちしております

ご来店いただいた方には、できるだけお時間をいただいて、初めての方でもわかりやすいツールを使ってご説明致しております。

お陰さまでこれまでの活動から多くのご支持を頂くに至りました。なかには20件以上もお店を廻られたのち、当店でご購入いただいた方もいらっしゃいました。一度購入したのであれば、いつまでも大切におまつりしたいものです。故人さまやご遺族様の想いをかたちに・・・私たちにそのお手伝いをさせていただけると幸いです。

これからも信頼に足る存在になるよう精一杯努めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

山崎 好智