浄土真宗本願寺派

聞蔵寺

〒857-0813長崎県佐世保市小佐世保町10-1

開基は、初代住職 釋幸良が残した「聞蔵寺永代録」によりますと、遠く大分の地において、1635年、慈雲院貞隆宝居士が始まりとなっております。

第一世貞隆が大分の地において、空を庵主とし、名号宝寿庵を建立し、以下歴代の住職の名があり、第十一世幸良が、昭和12年、佐世保市小佐世保町に聞蔵寺説教所を建立し、昭和16年、宗門法施行に依り、聞蔵寺布教所となりますが、昭和20年、大空襲により、建築物並びに御本尊 阿弥陀如来像が焼失しました。その時の心情を幸良は、「残愧に堪へず 永劫に内省し 益々報恩感謝すべし」と残しています。翌年21年、白木町公会堂を借入して、本堂とした後、浄土真宗本願寺派本山より、松富山聞蔵寺と承認されたと記されています。

そして、第二世釋信良へと引き継がれ、昭和57年11月、本堂、納骨堂落慶、平成11年に梵鐘、平成13年に庫裏が完成しました。

平成23年、第三世釋幸舟の代となり、平成25年3月聞蔵寺会館の完成と続いております。

遠く大分の地にそのはじまりをみる聞蔵寺が、第十一世釋幸良の代に、大分聞蔵寺(現在も大分市にあります)を弟に譲り、縁があって単身佐世保で初代住職として当寺を開き、私で三代目となります。

聞蔵寺永代録の中で、聞蔵寺の歴史と変遷を伝える初代住職の一文字一文字は、喜びと苦難、自らと家族、有縁の方々の血と汗と涙、そして笑顔のこめられた一文字一文字です。

第二世へと代は変わり、私の父である釋信良の文字も力強く記されています。

浄土真宗という、たのもしきみ教えに支えられた歩みの姿を感じつつ、三代目の私は、礎の上に立って志を高く、念仏者として、どんな文字も書き記していこうと思います。(釋幸舟)

本堂

聞蔵寺会館

 

納骨壇

葬儀納骨堂永代供養

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